ホテル代の支払いは男性がするもの?

ラブホテルの料金にはかなりの格差があります。3000円以下で宿泊できるところもあれば、1泊3万、4万というような部屋もあります。簡単にセックスできればいいい、というこだわりのない人もいれば、高級シティホテル並みの料金を支払っても利用したいと考える内容重視の人もいるのでしょう。

連れ込みホテルの時代から、ホテル料金を支払うのは「男の役目」でした。基本的にデートの費用は「男持ち」であることが多いからでしょう。また、ホテルは「男が女の手を引っ張って無理やり連れ込むところ」ということになっていたので、「無理やり連れ込んだ方が払う」のが当たり前と考えられたからかも知れません。今でもそれで良いのでしょうか?

ホテル代を誰が支払うのか?

70年代から80年代には、「セックスは男性だけが悦ぶもの」というイメージが蔓延していました。現実にはそうではないことを多くの人が知っているにも関わらず、「セックスは男の物」でした。マスコミなどで性を取り上げるときにも、「女も悦ぶ」という考え方はなく、もっぱら、男性が興奮するためにはどうするのかという視点からしか表現されません。

それゆえ、ラブホテル代は当然男性が支払うべきものという風潮がありました。男性を悦ばすために女性は「いやいや」「しかたなく」セックスにつきあっているので、女性が支払うのはおかしい、と考えられます。また、当時のビジネス社会は、男尊女卑の仕組みになっていて、女性がバリバリと働いたり、定年まで勤務することはタブーでした。常に女性は男性の補佐的役回りしか果たすことができず、結婚したら退職するのが当たり前。

いつまでも独身で退職しない古株の女性は「お局様」として、周りから煙たがられる存在でした。「男は働き、女は家庭を守る」という前提があるため、男性はお金を持っていて、女性は持っていないことになります。当然、デート代やホテル代は、お金を持っている男性が支払うことになります。

フィフティフィフティが求められる時代

現代でも、男性の多くは「ホテル代は男性もち」と考えていますが、女性は必ずしもそうではありません。男性と対等に仕事をして、結婚後も働き続けようと考えている女性の多くが、ホテル代にも対等の立場を求めています。「男性に払ってもらうと、自分がお金で買われた気がする」と感じる女性がとても増えています。

ホテルのマーケティングが「女性」をターゲットにするようになりました。ホテル選びで女性がリーダーシップを発揮するのですから、支払いでも相応の負担をするのが「常識」なのではないでしょうか。

昔からホテル代は男が払うものと決まっていますが、そろそろ、ワリカンを常識にして良い時代になっているでしょう。