昔も今も、夫婦で利用

ラブホテルの利用客には、どんな人たちがいるでしょうか?独身の若い恋人同士、不倫中のカップル、風俗系の女性と客、ゲイやレズのカップル、夫婦、高齢のご婦人と紳士などなどです。一番多いのは、恋人同士のカップルで、次に多いのは出会い系サイトやデリヘルなどを利用した男性と女性のカップルです。

どんな人たちが利用しているのかは、アンケートをとるわけではないので、店側の主観で判断しています。恋人同士なのか、風俗嬢と客なのかは見た目と会話でわかるそうです。風俗の場合には、敬語で話しているのだとか。夫婦なのか不倫なのかも見た目でわかるそうです。ラブホテルの利用客に意外と多いのが「夫婦」です。

今も昔も夫婦で楽しむラブホテル

まだラブホテルが「連れ込み旅館」と呼ばれていた時代から、夫婦の利用はかなりありました。戦後、焼け野原からの復興の過程では、住宅事情が悪く夫婦が性行為をする場所がないという家庭がずいぶんありました。そのため、公園などでアオカンをする夫婦もいて、それでは楽しめないというカップルは連れ込み旅館を利用していました。ラブホテルの創世記は夫婦が支えたとも言えるのかもしれません。

高度成長の波に乗り、次第に住宅事情が改善されてくると60年代には夫婦の利用が減ってきます。家庭に風呂ができ、クーラーやテレビもそろってくると、わざわざラブホテルに行くメリットがなくなりました。しかし、70年代にラブホテルが進化を始めると夫婦が復活。ホテルによっては利用客の3割が夫婦というところもありました。80年代、90年代は不倫カップル全盛の時代となり、夫婦利用が減少します。そして今また、夫婦利用が増加しつつあります。

夫婦で遊べるラブホテル

現代のラブホテル経営の大きなテーマは、いかに夫婦を取り込むか、です。夫婦で利用するカップルの年齢層は30代後半から50代が多く、全体の3割前後がこの年代の夫婦。ホテルで思う存分楽しみたい、場所をかえてマンネリを打破したいとうカップルも多いです。ED気味の中年男性の場合はバイアグラの力をかりつつ、刺激的なセックスで勃起力を高めたいという欲求の人もいるでしょう。幸い、最近はプライバシーに配慮してくれるED治療専門クリニックが増えたので、以前より気軽にバイアグラを購入出来るようになっています。

ホテルによっては、エステサービスをしているところもあります。20代のカップルなら、女性がひとりでエステに行ってしまっては男性は怒りかねませんが、中年カップルの場合は平気です。妻がエステに行く間に、夫がマッサージチェアでくつろいだり、映画を観たりして過ごすことを苦にしません。マンネリ化しつつある夫が、エステできれいになった妻を抱くというのは、ひとつの刺激にもなるのでしょう。

ラブホテルは、今も昔も夫婦での利用が少なくありません。夫婦で楽しめるようなサービスの充実もされていて、刺激を求めたり、リラックスするためにラブホを利用するカップルが多くなっています。