従業員の持ち逃げ防止で「自動精算機」

ラブホテルの発明品の中でも、回転ベッドと鏡は時代を変えた大発明ですが、それに続く発明の一つが「自動精算機」。宿泊料金を支払うのにフロントを通さず、誰にも会わずに会計するシステムです。シティホテルのように、フロントの人と会話することが苦手、

恥ずかしいという人にとっては、とても便利なスグレモノ。ホテルに入ることに抵抗があった人たちも気兼ねなく利用できるようになりました。

もともとは、精算を自動化すること以上に、必要にせまられた理由がありました。従業員による持ち逃げです。

ラブホテルで働く人たち

ラブホテルの経営者がどんな人たちなのかについて、多くの人は「ヤクザ系」をイメージするのではないでしょうか?実は、暴力団関係者が経営することはまずありません。例えば、関西系のラブホテルの場合、多くが石川県出身の、元豆腐屋とお風呂屋さんです。ただ、セックスを扱う仕事だけに、世間の先入観は「やばい人」のイメージがあり、そこで働こうという人にはあまり良い人材が集まりませんでした。

「ラブホテルなんかで働きたくない」という人が多く、まともな人材が雇えないため、定着率はとても低くなります。どうしても従業員にはモラルの低い人が多くなり、金銭面でもルーズなことがしばしばありました。24時間営業のため、つねに従業員を監視することができません。夜中に受け取った宿泊料金をそのままポケットに入れてしまうというケースが多く、経営者の悩みの種でした。

従業員の不正防止のために作られた自動精算機

「従業員の手を介さないで宿泊料金を管理する方法があればいいのに」というのは、多くのラブホテル経営者の望みで、それを叶えたのが「自動精算システム」です。機械メーカーが考案したのではなく、ラブホテル経営者サイドからの要望に応えて開発されました。

自動精算機のおかげで、いちいち客と面談して集金する必要がなくなり、経営効率は大幅にアップしました。従業員による不正行為も防げるようになり、客の入退室の時間管理も自動でできるようになったため、経営管理もしやすくなりました。利用客にとっても、人に会わずに入退室できるシステムはとても便利で歓迎されることになります。

従業員の不正行為を防ぐために開発された自動精算機の導入で、ラブホテルの経営効率は大幅にアップします。利用客にとっても、使いやすいシステムとなりました。