ラブホテルの発展ものがたり

ラブホテル海外のドラマや映画を観ていても小説を読んでも、「ラブホテル」は登場しません。なぜなら、ラブホテルは日本人が発明して育てたものだからです。独身の外国の人たちはどこで性行為をしているのかと言えば、「モーテル」と呼ばれる道路わきの簡易ホテルや、車の中、場合によっては公園や浜辺などの屋外です。わずかに、韓国には、日本のラブホテルをモデルにして模倣したものがあります。

ラブホテルは実にユニークな文化。日本人なら、ラブホテルの成り立ちや、変遷について基本的なことくらいは知っておきたいものです。日本の性の歴史を知ることにもつながり、愛とセックスについて深く学ぶきっかけにもなるはずです。ラブホテルの「ものがたり」をたどってみましょう。

世界に誇れるユニークな文化

海外の「モーテル」はカップル専用ではなく、普通の家族連れも宿泊する一般のホテル。「セックス専用」のホテルではありません。日本には、少なくとも江戸時代には、カップル用の「貸し部屋」のシステムがあり、世界でもっとも古くから恋人たちの性行為の場所をしっかりと用意してきた歴史があります。ラブホテルは、性意識の象徴ともいえるでしょう。

そんな独自の文化ともいえるラブホテルについて、日本人は意外と知りません。アニメやオタクと同じくらいに、ユニークで世界に誇れる文化なのに、セックスがらみのため誰も宣伝することはありません。例えば海外でも人気の高い「回転ベッド」、誰にも会わずに料金の支払いができる自動料金清算システムなど、メカニカルな面では日本が世界に誇る技術力がフルに発揮されています。

部屋の中で星空が観られたり、カラオケが歌えたり、TVゲームができたり、映画が見られたりと、世界の最高級ホテルですら用意できないほどのアミューズメントもそろえています。こんなに素晴らしいシステムをちゃんと理解していないのは、実にもったいないことではないでしょうか?

海外では多くのカップルが、屋外や車の中で性行為をしてシャワーも浴びずに帰ります。ちゃんとした避妊グッズも整わない場合もあります。几帳面な日本人は、実に衛生的な場所で性行為をできる環境をつくりだしました。しかも、一日中楽しめるような楽しい環境も。

ラブホテルは、掘り下げれば掘り下げるほど、文化的価値のある施設だとわかります。江戸時代から現代までの、ラブホテルの「ものがたり」をたずねてみましょう。

ラブホテルが育てた日本のテクノロジー


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